子どもがかかる一番多い病気は「風邪」「胃腸炎」などの感染症です。
今まで病気知らずの子どもが、保育園に入ったら、とたんに病気ばかりと来院されるケースが多いのですが、生後半年を過ぎると、お母さんから胎内でもらった抗体 【病気を予防する免疫】が消えてしまうからです。
子どもが元気になるには一度病気になり自分で作った免疫力を持たなければならないのです。特に生後半年から4~5歳までが最も病気にかかり易い時期です。子供は病気をする度に抵抗力をつけて強くなっていきます。小学校に入学する頃には免疫力が充分についてすっかり丈夫になっています。ですから病気を恐れないでください。
子どもは、大人がかからない感染症をたくさんします。お父さんお母さんは苦しんでいる子どもを見て、とても不安に思い、とても心配されると思います。
でも、これも子どもの成長に必要なハードルなのだと思い、私たち小児科医とともにケアし、1つ1つクリアしていって欲しいと思います。この後どのような経過をとるかなど、分からないことや病中のケアなど質問があれば診察時にご遠慮なく聞いてください。
・RSウイルス(1歳未満保険適用)
・溶連菌
・アデノウイルス
・マイコプラズマ
・ヒトメタニューモウイルス(6歳未満でレントゲン撮影時に保険適用)
・インフルエンザウイルス
・ロタウイルス
・ノロウイルス(3歳未満保険適用)