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気管支喘息について
30年前には、こどもの1%と考えられていた気管支喘息の児童が最近では6%に増えて来ました。
喘息は治るのか?
しかし、喘息は最近の治療により、随分軽症化してきました。その大きな理由の1つが、吸入ステロイドの普及であるといっても良いと思います。
「ステロイド」と聞くと「怖い」「副作用が起きそう」と思う方も少なくないと思います。しかし、服用や外用するステロイドと違って吸入ステロイドは全身に及ぼす影響はほぼないと言われています。
その上、我々小児科医は子供の喘息の程度を見て、必要な治療段階を細かく分け、必要最低量を最短期間のみ使うように心がけています。もちろんステロイド吸入の必要のない患者様には使いません。また、どうしてもステロイド治療に抵抗があるというご両親の場合は、相談しながら他の治療法を模索して治療を開始することがあります。
治療についての問題は?
治療を開始して発作が起きなくなると、すぐに薬を勝手に中止してしまいがちですが、実は気道の慢性炎症反応(これが喘息の原因)はすぐには良くなりません。特に重要なことは、発作が起きないことを確認して2~3週間ずつ軽い治療に移行していくべきだということです。
治療目標は?
日常生活が健常な子と同じようにできる、スポーツも出来る、夜間発作で苦しむことがない、学校を休むことがないというのを目標に治療していきます。
